『白虎』後編
『白虎』後編
ストーリー漫画(全33ページ)の後編です。
前編を読んでない方は先に前編を読むことを強くオススメします!
前編を読むにはこちらをクリックしてください! 『白虎』前編
◆あとがき・持ち込み体験記
『白虎』
楽しんでいただけましたでしょうか?
この作品は2013年の春に描き上げた作品です。
前回の『球場に吠えろ』の持ち込みで
青年誌に持ち込んだ話をしましたが、
その時に一緒にこの漫画のネームを
持ち込んでいました。
※ネームとは漫画の設計図の様なものです。
『球場に吠えろ』を読んで頂いた後に
ネームを読んで頂きました。
微妙な間がありました。
この待ち時間はいつもドキドキします。
編集「おもしろいねコレ!」
自分「えっ!!」
編集さんにまさかの褒められて
嬉しかったのを覚えてます。
編集「そうだね…来月末までに描いてきてよ!」
自分「来月ですか!?」
この時の日付は20日ぐらいでした。
編集さんは「来月末までに」と言いました。
つまり約40日で33ページを
描き上げろと言ったのです。
漫画家志望の僕は
「編集さんに試されてるのかも…!」
と本気で思いました。
40日で描き上げることができれば
なにかきっかけを掴めるかもしれない!
そう思った僕は編集さんに
「描き上げてきます!」
と言いその場を後にしました。
それから僕は当時はバイト生活だったので
丸々1ヶ月休暇をいただくために
そのままバイト先に向かいました。
店長に「一生のお願いです!
1ヶ月丸々休暇をとりたいです。」
と話しました。
当時僕は週5で働いていたので店からすると
なかなか苦しい話だったと思います。
店長は「夢のためだから頑張れよ!」
と言ってくれました。
この一言がめちゃくちゃ嬉しかったです。
本当に感謝でした!
それから僕は必死に漫画を描きました。
ひたすら描きました。
そして月末までに描き上げることができました。
自分でも33ページを40日で描き上げたのは
初めてだったので達成感がすごかったです。
僕はすぐに出版社に持ち込みの予約をしました。
翌日
約束の時間に出版社に向かい、
席で編集さんを待ちました。
しかし編集さんは
約束の時間になっても現れません。
15分後ぐらいにその編集さんが
出社してきた感じで現れました。
その編集さんは思い出したかのように
僕の座っている席に来ました。
編集「すみません、遅くなって」
自分「大丈夫ですよ。
先月のネーム原稿にしてきました。」
編集「じゃあ早速見せてもらおうかな」
この待ち時間はドキドキでした。
編集「ダメだねこの話!」
えっ
いまなんと…?
編集「これじゃあ全然だめだね!」
正直この後の話は全く覚えていません。
頭が真っ白でした。
5分ぐらい話して出版社をあとにしました。
帰り道、何も考えられませんでした。
家に着いてからも…
今まで経験したことのない感情でした。
しばらく漫画が描けませんでした。
それから2週間が過ぎたとき
電話がかかってきました。
週刊Mからでした。
前作『球場に吠えろ』を
週刊Mの漫画賞に出していたのです。
その後の展開は
『球場に吠えろ』でも話しましたが、
少年Mで担当編集さんが付きました。
ここまでが今回の漫画の持ち込み体験談でした。
あれから5年経った今…
この作品を読み返すと確かにもっとこう出来た!
と思える箇所が多々あります。
特に1番この作品で気になったのは
女の子が全然可愛くなくてビックリしました。
今はこの頃よりは良くなってるはずですよ!
多分…
ただ、1点だけ変わらない気持ちがあります。
なぜあの時ネームの時点で
アドバイスしてくれなかったのか?
まぁもう過去の話なんでいいんですけどね…
次回作からは少年Mの編集さんと
一緒に打ち合わせをしながら作品を制作したので
少しは面白くなると思いますのでお楽しみに!
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました!
良かったら『約束の場所』と、
担当編集さんが付くきっかけになった
『球場に吠えろ』も是非読んでみて下さい!
『約束の場所』 44P漫画
『球場に吠えろ』 42P漫画
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